東方天神六

大阪市発信! 乗り物の総合ブログ、共同運営にてお送りします。



船舶

大阪市渡船に新造船

大阪市が運行する渡船の一つである、落合下渡船向けに新造船が新たに導入されました。
大阪市渡船の新造船としては、天保山渡船向けの「桜」に続くものとなります。

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▲今回の新造船の船名は「はまかぜ」となった。

短い運行距離ながら、幌屋根の廃止や窓の設置など快適性が考慮された仕様となっています。
現在は従来船の「みどり丸」が運行されており、まだ完全に世代交代というわけではないようです。
しかし、「みどり丸」は製造より約25年が経過しており、今後は予備船として残るか廃船となるでしょう。

投稿者:てぃぐり

大阪名物渡船旅

“水都大阪”と聞いて、この市営渡船を思い浮かべる方は少ないかと思います。  
しかし、運河の多い大阪では、住民の足として現在でも無料で全8ヶ所渡船が運行されています。
今回は、2日に分けて8ヶ所あるうちの5ヶ所を自転車で乗船してきましたので、ご紹介します。

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▲落合下渡船で運行されている“みどり丸”、オーソドックスな小型船。

スタート地点は、木津川の中部辺りを航行する落合下渡船。
上流側には落合上渡船、下流側には千本松渡船が運航しており、目を凝らすと見ることができます。
昔はここを含め、小型船はオレンジ色の船舶だったのですが、いつしか木津川渡船だけに・・・。

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▲8ヶ所のうち唯一、大阪市港湾局が運航する木津川渡船。

1日目のラストには、新木津川大橋の下を運航する木津川渡船に乗船しました。
ここの渡船は距離が特に長く、船も大型で船内に長椅子が設置された特別仕様になっています。
現在は“松丸”が運行中ですが、2枚扉を持つ“第二松丸(旧・松丸)”も予備船として停泊しています。

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▲予備船を含めて3隻が停泊されている甚兵衛渡船。

2日目は、再び落合下渡船に乗船してから、初乗船となる甚兵衛渡船に乗船しました。
ここは、現存する渡船でも唯一人名が名付けられ、寛永年間に登場するほどの歴史を持ちます。
訪問時、メインの“きよかぜ”の他、予備船の“すずかぜ”と天保山渡船の“桜”が停泊されていました。

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▲千歳橋の下を運航する千歳渡船、上は市バス87号系統が通る。

甚兵衛渡船の乗船後、なみはや大橋で大正側へと戻り、千歳渡船に乗船しました。
千歳渡船は、中でも最も歴史が浅く、千歳橋が完成してもなおかつ運行が続けられています。
見た目こそは小型船と似ていますが、船体の長い大型の“ちづる”で運行されています。

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▲対岸までの距離が8ヶ所のうち最短の船町渡船、急カーブを描いて進む。

2日目のラストには、現存する渡船の中で最も距離の短い船町渡船に乗船しました。
短いなら不要かと思いますが、ここから橋まではかなりの距離があり、この渡船がないと不便です。
しかし、渡った先には製鋼所しかありませんから、運行時間は朝夕ラッシュ時に偏っています。

昔に比べ、川辺の造船所や鉄工所の数が大きく減り、同時に利用者も減ってしまったように感じます。
しかし、運河に橋の少ない“水都大阪”には、この渡船の存在が不可欠となっています。
今後も厳しいかと思いますが、市民の足として、大阪名物として運航して頂ければ、と思っています。

投稿者:てぃぐり



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